緑化工技術 第28集

平成19年1月に開催した第28回技術講習会のテキストです。
内容は次のとおりです。
(A4判 168頁)
在庫あります。

@.外来生物による被害の防止等に配慮した緑化植物取扱方針検討調査
   則久雅司 (環境省自然環境局)

「三省による緑化植物の取扱方針及び国立公園内の緑化マニュアル(改定)について述べるとともに,生物多様性保全を行わなければならない場所,その場所に対する緑化の留意点について埋土種子緑化に関しても交え敷衍する。」

A.埋土種子緑化の実際と今後の緑化の方向性
   小澤徹三 (中日本高速道路株式会社中央研究所 )

    「埋土種子緑化の基本となる「表土保全」の考え方について,日光宇都宮道の例,あるいは,森のお引越しなどの例をもとに話していただき,今後の高速道路の緑化の方向性について述べる。」

B.法面における森林表土利用工と自然侵入促進工の適用
   細木大輔 (国土交通省国土技術政策総合研究所 )

「森林表土利用工とは,森林表土中の植物体を発芽・生育させて緑化する植生工であり,自然侵入促進工とは,主に飛来する種子を発芽・生育させて緑化する植生工である。法面においてこれらの工法を適用する利点,選定する際の留意点,工法として改良すべき点について最近の研究成果を踏まえて説明する。」

C.都市の斜面災害       釜井俊孝(京都大学防災研究所助教授)

「都市部の宅地(特に盛土)や急傾斜地等の斜面災害の事例に基づき,災害の発生予測とハザードマップ作成の手順と実例について述べる。」

D.「埋土種子緑化」及び「自然回復緑化」に関する施工事例の紹介    中野裕司 (日本緑化工協会技術委員会委員長・エコサイクル総合研究所/中野緑化工技術研究所)

「埋土種子緑化及び自然回復緑化に関する施工事例と留意点について紹介する。」