緑化工技術 第26集

第26回緑化工技術講習会 2005(平17)年2月7・8日

1.外来生物法の概要と環境省における取り組み 上杉哲郎(環境省自然環境局生物多様性企画官)
2.外来生物法制定と河川事業等における取り組み 藤巻浩之(国土交通省河川局河川環境課)
3.移入種使用制限と法面緑化工の諸課題 中野裕司(中野緑化工技術研究所長)
4.地球環境と緑化工 加藤三郎(NPO法人環境文明21代表)
5.土砂雨量指数と土砂災害 岡田憲治(気象庁予報部予報課土砂災害気象官)
6.土砂災害と緑の復元 太田猛彦(東京農業大学教授)
7.のり面における自然回復緑化の基本的な考え方のとりまとめ 斜面緑化研究部会
  (日本緑化工学会誌第29巻/第4号より抜粋)

緑化工技術―第26集―は平成17年2月に行った第26回緑化工技術講習会のテキストです。
まだ在庫がございます。
主な内容は次の通りです。(A4判 91頁)

@.外来生物法の概要と環境省における取り組み
   上杉哲郎 (環境省自然環境局)

平成16年6月2日に公布された“外来生物法による生態系等に係る被害の防止に関する法律”の概要と環境省における取り組みについて解説する。」

A.外来生物法制定と河川事業等における取り組み
  藤巻浩之 (国土交通省河川局)

「外来生物法の施行により,これまで法面緑化に使用してきた緑化植物の取り扱いが次第に規制される方向へ進むものと考えられるが,河川事業等の考え方と取り組み。並びにその他河川環境に関する最近の取り組みについて解説する。」

B.移入種制限と法面緑化工の諸課題
   中野裕司 (エコサイクル総合研究所/中野緑化工技術研究所)
   
「外来生物法の施行により,これまで法面緑化に多用してきた牧草の取り扱いが次第に規制される方向へ進むもの と考えられる。これまで使用されてきた緑化植物の変遷と,今後外来牧草の使用が制限された場合の諸問題について解説する。」

C.地球環境と緑化工
   加藤三郎 (NPO法人環境文明21代表)

「環境文明的見地より,地球環境の危機,バイオマス利用の重要性とともに法面緑化の大切について述べる。」   

  

D.土壌雨量指数と土砂災害
   岡田憲治 (気象庁予報部予報課)
   
「雨から見た土砂災害発生の特徴と,土壌雨量指数の観点から近年多発する集中豪雨による土砂災害に関する気象庁のより組みについて解説する。」

E土砂災害と緑の復元
   太田猛彦(東京農業大学地域環境科学部教授)

「近年多発する集中豪雨による土砂災害について,治山緑化工的観点からそのメカニズムと緑化復元のありかたについて解説する。また,砂防新法に関しても触れる。」